育児書

【書評】赤ちゃんに百科事典的知識をどうあたえるか

赤ちゃんに百科事典的知識をどうあたえるか

知育について調べ始めた頃に出会った本です。

幼児教育の方法といえば、モンテッソーリ教育、ヨコミネ式、公文式など、色々ありますが、日本では広く七田式として知られる、ドーマン・メソッド。

子どもの無限の可能性や、フラッシュカードを使った教育方法について、詳しく学ぶことができ、とても勉強になりました!

妊娠中、育児中の方は、ぜひ1度読んでください!^^

実際に読んでみて、印象に残った言葉と感想について紹介します。

   

赤ちゃんに百科事典的知識をどうあたえるか

本の紹介

今回、紹介する本はこちら!

  • 赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか
  • 著者:グレン ドーマン
  • 出版:2000年3月

 

グレン ドーマンが出版しているシリーズの1冊です。

フラッシュカードって、知っていますか?

本書では、ビッツカードと呼んでいますが、その方法と効果を詳しく紹介しています。

とても実践的な内容なので、幼児教育でフラッシュカードを使ってみようと思っている親は必見です。

 

目次

本の構成は、以下の通りです。

  • 事実は知識の土台
  • 私の大好きな人たち
  • 人は生まれながらに知性を持つ権利がある
  • 人間能力開発研究所でおこなわれていること
  • 知性を支える3本の脚
  • 「知性のビッツ」を使って百科事典的知識を教える方法
  • 「知性のビッツ」の作り方
  • 百科事典的知識の構成
  • 「知性のプログラム」の作り方の基本
  • 「知性のプログラム」の具体例〔ほか〕

 

こんな人におすすめ!

以下に当てはまる方は、ぜひ読んでみてください。

  • 子どもが生まれた
  • 知育について知りたい
  • 幼児教育について知りたい
  • フラッシュカードの効果的な使い方を知りたい

どれか当てはまりましたか?^^

妊娠中の方や、子育て中のママさんは、ぜひ1度読んでみてください。

   

本を読んで印象に残ったこと

本を読んで、印象に残った言葉をメモしました。

はじめに

  • 知識は知性の土台。知識がなければ、知性は存在しえません。
  • 知性は、読むこと、百科事典的知識を獲得すること、数学をすること、によって達成される。
  • 3歳までに膨大な知識を蓄えた子どもは、とても賢い子になるでしょう。
  • 継続的に、知覚、聴覚、触覚に刺激を与えることが大切
  • 知識を与える際に重要なのは、①細部まで正確で適切であること ②単一であること ③曖昧でないこと ④新しい(こどもがまだ知らない)こと
  • 知識の掘り下げの最初は、こどもがその世界へ踏み入れるための扉を開ける役割をするものがよい。
  • 最初のうちは、すでに子どもがよく知っているものと関連付けていくのが良い。「親しみやすく」、「おもしろい」ものでなければいけない。
  • 成功すればやる気が生まれる。失敗すればやる気はなくなる。

 

ビッツカードについて

・ビッツカードの要件

  1. 精確
  2. 単一のものが描かれ、背景がない
  3. 特定の名称があること
  4. 子供のまだ知らない知識
  5. 大きいこと(28cm四方以上、裏面の文字は3cm以上)
  6. はっきりしていること

 

・ビッツカードのカテゴリー

  1. 生物(哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類・貝類・昆虫・花・樹木・樹木)
  2. 歴史(偉大な指導者・発明家・科学者・探検家・歴代首相・有名な戦い・歴代将軍・アメリカ大統領・時代名称など)
  3. 地理(大陸と海・アメリカ大陸の国・ヨーロッパの国・アフリカの国・アジアの国・都道府県・県庁所在地・世界の国旗・交通標識・世界の山・川)
  4. 音楽(楽器・音符・音楽記号・作曲家・音程・和音・歌手・演奏家・和楽器・有名な旋律)
  5. 美術(画家・ゴッホ作品・ピカソ・ダビンチ・セザンヌ・レンブラント・ミケランジェロ・デューラー・ボッティチェリ・ホルバイン)
  6. 数学(幾何学図形・角度・計測計算道具・数学記号・幾何学立体・ローマ数字・メートル法・数学者)
  7. 人体生理(人体器官・人体骨格・人体筋肉・細胞の構成・消化器系・循環器系・歯・神経系)
  8. 科学(惑星・星座・元素・鉱物・自動車・列車・飛行機・船・発明品・工具)
  9. 言語(食べ物、生活用品、動物、自然、動作、同意語、衣服、家族、乗り物など)
  10. 文学(世界の作家、詩人、哲学者など)

↑偏らずに、幅広く教えるのが大切

 

・ビッツカードのセッションの進め方

  1. カテゴリーを一つ選び、10枚のカードを選ぶ
  2. 40〜50センチ離れて向かい合わせに子供と座る
  3. 子どもにカテゴリーを口頭で伝える
  4. 10枚のカードを見せるセッションにかける時間は10〜15秒
  5. 毎回見せる順序を変える
  6. 一セッションやったら、せがまれても別のことをする。
  7. 午前中か夕方がお勧め

※明るい部屋、気が散るものが無い場所で行う

 

・一日のビッツカードのセッション

  1. 初めは一日に5カテゴリー、一日に各カテゴリーを3回、計15セッション
  2. 一日1カテゴリーずつ増やし、最終的に一日に10カテゴリー見せる
  3. 10カテゴリー見せ始めて10日経ったら、各カテゴリーから一枚ずつ引退させ、一枚ずつ増やす(カードが準備できるなら二枚ずつ三枚ずつでもOK)
  4. 1カテゴリーを制覇したら、それは引退させて、新しいカテゴリーを始める

※ビッツカードの作り方も説明あり。

 

・POIプログラム(知性のプログラム)

  • ビッツカードのセッションで知識の幅を広げたらPOIのセッションに進み知識を深掘りする。
  • POIプログラムは、一つのビッツカードにつき、10個の知識を加えていくもの。浅い知識から深い知識へと掘り下げていく。
  • とりあえず、ビッツカードの習得が先なので、POIについては省略

 

赤ちゃんのやる気を引き出す教え方

学校制度は、子どもを挫折させるようにできている。

子どものやる気を引き出すことが大切。その成功への鍵は以下の通り。

 

  1. 子どもに教えるのは素晴らしいことで、自分に与えられた特権だと思えるから、教える
  2. はっきりと大きな声で、熱意をこめて話しかける
  3. リラックスして、母親自身も楽しむ
  4. 子どもを信頼し、それを取り組みや態度、行動で表す
  5. 常に新しい情報を与える
  6. 覚えてしまった古い情報は取り除く
  7. 目標を持って、しっかりと系統立てて教える(カードの整理をしっかり)
  8. 教材は、大きく、見やすく作る
  9. 視覚、聴覚、触覚的にも、気の散らない環境を用意
  10. 子どもが気分が良く、元気なときに教える
  11. 教材はできるだけ素早く見せる
  12. 子供が辞めたいと思う前にやめる
  13. 子供の味方になる
  14. 教えたことを子どもは分かっている、と信頼する
  15. やり方をいつでも変えられるようにし、毎日を新鮮に
  16. 知識を、子どもが自分で獲得した宝物として扱う
  17. 必ず子供に真実を語る
  18. 約束は必ず守る
  19. 間違えを指摘するのではなく、正しい答えを教える
  20. テストはしない
  21. 子どもの質問には誠実に、事実に基づいて答える
   

感想

タイトルの「赤ちゃんに百科事典的知識をどうあたえるか」の方法について、具体的に書いてあるので、とても参考になりました。

フラッシュカード(本書ではビッツカード)の教材の作り方、赤ちゃんへの教え方など、詳しく載っており、実際に使う際には再度読み直して、参考にしたいと思います。

「子どもは、無限の可能性を秘めている、そのためにも親はその環境を整えてあげたい」と考えるきっかけとなる本でした。